日立産機システム／小型通信モジュール発売

日立産機システムは、プロトコルソフトウエアを実装した機器組込無線通信モジュール「smartMODULE」の新シリーズ、「smartMODULE」-ZGシリーズを発売する。
ZGシリーズは、同社と日立製作所が共同開発した、IEEE802.15.4の通信規格に準拠した独自プロトコルを実装している。同シリーズには、無線通信モジュール単体およびモジュールを組み込んだアクティブタグ、基地局、中継局などがあり、各種システムを容易に構築できる。
無線通信モジュールは、電波の受信強度も取得できるため、各種機器やセンサのデータ収集、作業員の位置管理など幅広い分野に活用が可能で、スリープ時の消費電流も小さく、長期間の電池駆動を実現したという。
例えば、無線通信モジュールからの各種データを、複数の中継局をリレーすることで離れた基地局にデータを送り、既存のネットワークに接続が可能。LAN工事などが不要になるほか、機器のレイアウトフリーにも対応となっている。
なお、発売に合わせ、6月25日～27日の期間中に東京国際展示場で開催される第19回 設計・製造ソリューション展に出展する。