富士通フロンテックは2月3日、スキャナ一体型のモバイルハンディ「MultiPad V2」を発売した。
MultiPad V2は前機種「MultiPad」の操作性を改良したもの。IEEE802.11a/b/g対応の無線LANを採用しており、電波干渉を5GHz帯域の無線を使用することで解消。
これにより、今まで使用できなかった同じ周波数の電子レンジの電磁波や、オーディオ無線スピーカーなどの無線通信を行う家電製品の側でも無線LAN通信が可能となり、ホームセンターや家電量販店でもスムーズに通信できる。
このほかオプションのセキュリティ専用キーで、離れると自動的にロックされ操作できなくなる。近づくと自動的にロックは解除され、置き忘れなどによるデータの情報漏えいが防止できる。
用途は量販店などの店舗内での発注・検品・棚卸・売価変更などや倉庫での入出庫管理、ピッキング作業など。導入支援サービスなどは個別対応となる。
販売は富士通フロンテックと富士通から。価格はオープン価格で4月から出荷する。販売目標は今後3年間で7万500台としている。