アビームコンサルティングは6月30日、SAP Chinaと協力し、中国最大規模の小売企業「ネップスター社」に対し、SAP ERPを基盤とした基幹業務システムの導入を支援すると発表した。
このプロジェクトは、アビーム上海が中心となって提案活動からシステム導入までを進めたもので、アビームコンサルティングの海外オフィス主導プロジェクトとしては最大規模になる。
ネップスター社は中国全土に約2,000店舗を持つ中国最大手のドラッグストアチェーンで、2007年11月にアメリカでニューヨーク証券取引所（NYSE）に上場を果たすなど、著しい成長を続けている。
M&Aなどにより急激な事業拡張が進められた結果、店舗間で別々に稼動する基幹業務システムの全社的な統合と業務の効率化によるコストコントロール、経営管理が急務だった。
アビームコンサルティングは、日本における大手ドラッグストアチェーン、家電量販店へのSAP ERP導入実績と、中国拠点で成功させたグローバル展開におけるコンサルティングサポートの実績を評価され、パートナーとして選ばれた。
アビーム上海の現地スタッフが中心となり、業務の要件定義からシステムの基本設計、導入までを支援します。ネップスター社の本社所在地である深センを拠点にスタートし、中国全土11地域を3つのブロックに分け、会計・マーチャンダイジング・物流・在庫管理などの領域におよぶシステムを2008年12月までに稼働させる。
