資生堂は6月30日、米国における子会社である資生堂コスメティックスアメリカ、ナーズコスメティックスインク、ジックコーポレーションの3社の解散を決めた。
資生堂グループは7月1日をもって、米国の子会社である資生堂インターナショナルコーポレーションに、同社の子会社3社（資生堂コスメティックスアメリカ、ナーズコスメティックスインク、ジックコーポレーション）の事業と資産を統合する。
それに伴い、被統合会社3社（資生堂コスメティックスアメリカ、ナーズコスメティックスインク、ジックコーポレーション）を解散するとともに、存続会社の資生堂インターナショナルコーポレーションの社名を資生堂アメリカズコーポレーションに変更する。
この統合は世界最大の化粧品市場である米国で、資生堂グループの競争力を高め、より確固たるプレゼンスを築いていくための戦略の一環として行われるもので、それぞれの子会社の枠を超えた、より機動的な戦略投資が可能になり、また同時に事業インフラの統合により経営の効率化を推進すると見込んでいる。
資生堂グループは、この統合で、米国でこれまで進めてきた事業の構造改革を一層加速させ、継続的な売上の拡大と収益性の向上を推進する。
