三菱重工業は、長崎造船所香焼工場で建設していた商船三井向けのコンテナ船「エムオーエル コンピテンス」を完成、商船三井に引き渡した。
商船三井向けに三菱重工が建設した最初の船「筑後川丸」以来300隻目のメモリアルシップとなる。
エムオーエル コンピテンスは9万トン、コンテナ搭載数8,100個級で、国内でも最大級のコンテナ船で、新日本製鐵と共同開発した47キロ級ハイテン鋼を縦強度部材に使用しており、軽量化と安全性の向上、輸送の効率化を狙っている。
速力は25ノット。主機関を電子制御式とし、高性能プロペラを搭載による燃費効率化が図られているという。を大幅に改善。高速性、安全性だけでなく、環境適応や燃費効率の向上など、顧客ニーズを高い次元で実現した競争力の高い船となっている。