イヌイ建物は7月14日、2008年11月期の中間決算を公表した。売上高は前期比0.1％減の75億7800万円と横ばいで推移したが、営業利益は21.4％減の11億3400万円、経常利益は22.8％減の10億8800万円と伸び悩んだ。当期利益も44.0％減4億600万円と大幅減となった。
主力の物流事業は、売上高が0.6％増の33億7000万円とこちらも横ばいで、営業利益は23.2％減の1億8800万円と低迷。これは、オフィス供給が減少し引越部門の受注に影響が見られたこと、神戸、福岡に建設を計画している施設の事前費用を計上したことなどが原因と見られる。倉庫事業は、特にトランクルームが好調に推移したという。
通期の見通しは、売上高は150億円（0.6％増）、営業利益21億円（18.6％減）、経常利益20億5000万円（19.6％減）、当期利益9億5000万円（31.4％減）。
