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富士通/鉄道輸送量を7割拡大、トラック台数を半分に削減

2008年07月24日/CSR

富士通は7月23日、社会・環境報告書2008をまとめた。

物流分野では、モーダルシフトの適用拡大として、企業向けパソコンを中心に行ってきた鉄道輸送を他製品にも展開し、2006年度には東京~大阪間の保守部品の輸送や携帯電話の一部地域の輸送にも拡大。鉄道輸送量(輸送トンキロ)ベースで2005年度比約70%増加し、これに伴いCO2排出量を約250トン削減した。

トラック台数の削減では、2006年度は海外向け製品の輸送で、搬入時間の調整により、複数のフォワーダー(海外向け輸送委託先業者)が指定する倉庫までの輸送を、個別便から巡回便に切り替えることで、海外向け製品輸送トラック台数を約半分に削減し、国内向け製品輸送の積載率向上を合わせて、CO2排出量を約280トン削減した。

また、複数の荷主企業の荷物情報を集約し、各社ごとに異なっていたデータ形式を変換、統一する「集中配車コントロール支援システム」を構築し、情報を一元管理することで最適な配車を実現。第一ステップとして、物量の多い首都圏を対象に、顧客向けの共同配送と製造工場向けの修理・返品機能と調達部品の共同輸送を開始した。

一方、システムインフラ構築と平行し、従来5ヵ所に分散していた倉庫を3ヵ所に統廃合し、多くの共同輸配送を可能とする環境を整備した。

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