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日本郵船/スタッカークレーン方式のコンテナ専用立体格納庫健造

2008年07月25日/3PL・物流企業

日本郵船は7月24日、同社が借り受けて運営している大井6号コンテナ・ターミナル内に、スタッカークレーン方式となるコンテナ専用立体格納庫を建造されると発表した。

敷地の有効活用と荷役効率の向上と、CO2削減が大幅に期待できる。2010年度中に完成し、2011年度からの操業開始を予定している。

格納庫は全長150m、幅員56m、高さ31m(7段格納庫)、面積8400㎡で、2棟建設する。2棟合計のコンテナ収容個数は840TEU(40フィートコンテナ420個分の格納棚を設置)となる。

<完成予想図>
20080725nyk.gif

特長としては、格納庫が棚状のため、コンテナ格納の位置に関係なく、すぐにコンテナを取り出すことができる。荷役作業としては、従来のトランスファークレーン2基の処理能力が1時間あたりコンテナ36本であるのに対し、スタッカークレーン2基の処理能力では48本となる。コンテナ1本あたりの作業時間を8分短縮することができる。

スペースの有効利用では、同じ面積で比較した場合、従来の取扱高が年間約3万6000TEUであることに対し、新倉庫では66%増の年間6万TEUの取り扱いが可能となる。

また、環境の面でも、電動式であることに加えて、荷役効率の向上などで、軽油使用のトランスファクレーンとの比較で約63%のCO2を削減することができる。

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