ヤクルトは7月25日、インフラ整備や物流環境の利点を生かし、中国・天津市に乳酸菌飲料「ヤクルト」を生産する製造工場を設立すると発表した。
2011年初頭に日量30万本を製造し、北京、天津、青島、済南、瀋陽・大連などの華北地域に供給していく。最終的には、日量144万本の生産能力を持たせる。
中国でのヤクルトの現地工場は、広州（生産能力は日量80万本）と上海（73万本)に続いて3拠点目。中国での販売数量の拡大に備えるもので、天津市に全額出資子会社を設立する。
製造会社の概要
会社名：天津ヤクルト（中国名：天津養楽多乳品有限公司を予定）
※天津ヤクルトは、中国ヤクルトの100%子会社
中国ヤクルトは、ヤクルト本社の100%子会社
所在地：天津経済技術開発区（東区内）海雲街19号
代表者：安齋 春樹
当初の資本金：2100万USドル（日本円換算：約22億6000万円）
生産能力：初期能力は30万本／日。
最終的には144万本／日までの拡張を予定。
工場敷地面積：3万8000㎡
建設着工：2009年6月を予定
生産開始：2011年初頭を予定
供給地域：華北地域（北京、天津、青島、済南、瀋陽、大連など）を予定
