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UCC上島/北海道の物流面、シナジー効果最大化へ

2008年08月25日/SCM・経営

UCC上島珈琲は8月22日、物流や仕入れ面などでのシナジー効果の最大化を図るため、UCCグループの北海道エリアの業務用食品卸事業を担うサッポロウエシマコーヒーと、ユーシーシーフーヅサプライが、2008年10月1日に合併すると発表した。

UCC上島珈琲では、北海道エリアにおいて、2008年5月にサッポロウエシマコーヒーを100%子会社化し、従来のユーシーシーフーヅサプライとの2社体制で、道内の外食産業を対象に地域密着の営業活動を推進してきた。

今後、北海道エリアでの業務用食品卸事業の強化・拡大を加速させるためには、物流や仕入れ、営業面でのシナジー効果を最大化し、両社が持つ事業インフラやノウハウを共有して相互補完を迅速に推し進める必要があると判断し、合併することを決めた。

サッポロウエシマコーヒーを存続会社とし、ユーシーシーフーヅサプライを吸収する吸収合併方式を行うことにより、サッポロウエシマが強味とする大手外食店への食品卸、各種病院・事業所などへの給食卸の営業・物流機能と、ユーシーシーフーヅサプライが強味とする個店を中心としたルートセールス、テレマーケティング、Webなどを活用したマルチメディアセールス機能が統合され、複数の機能を駆使して、道内全域をカバーするネットワークが構築される。

道内の多様な外食業態の顧客のニーズに応えることができる高品質のサービスと、迅速なオペレーションが実現できるとしている。

合併後の年商は約180億円で、2010年度には年商210億円を見込んでいる。

合併会社の概要
商号:サッポロウエシマコーヒー
代表者:中村拓治
所在地:札幌市中央区南七条西1-21-1 第3弘安ビル
売上高:138億3800万円(2007年12月決算)
従業員数:203人
事業拠点:9拠点
事業概要:コーヒーの製造・卸、食材卸、コーヒーの直営販売の経営
出資比率:UCC上島珈琲100%

商号:ユーシーシーフーヅサプライ
代表者:河東敬ニ
所在地:札幌市厚別市厚別東5条1-4-38
売上高:42億円(2008年3月決算)
従業員:118人
事業拠点:6拠点
事業概要:コーヒー、紅茶、ココア、各種飲料水の製造、加工、販売、冷凍食品、チルド食品などの製造、加工、販売
出資比率:UCC上島珈琲100%

合併後の状況
商業:サッポロウエシマコーヒー
代表者:中村拓治
所在地:札幌市中央区南七条西1-21-1 第3弘安ビル
売上高:190億円(2008年3月期両社合算)
従業員数:321人
事業拠点:15拠点
出資比率:UCC上島珈琲100%

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