日本銀行調査統計局は8月26日、2008年7月の企業向けサービス価格指数(速報)をまとめ公表した。それによると、6月の確定値では業種により価格指数の増減が分かれた形となり、外航貨物輸送の前年同月比の伸び率が著しかった。
6月の確定値で指数の上がった運輸・物流関連業種では、外航貨物輸送(前年同月比27.5%アップ)が最も伸び率が高かった。前期は概してアジア向けの外航船需要などが好調であり、このような動きを背景としたものと見られる。このほか、内航貨物輸送(4.2%アップ)、国際貨物輸送(16.3%アップ)、国内貨物輸送(6.5%アップ)の3種の指数が上昇。
一方、倉庫(指数96.4)、こん包(96.6、0.3%増)はほぼ変わらず推移。減少したのは道路貨物輸送(指数96.7、0.5%ダウン)だった。