三井造船は、台湾のエバーグリーン マリン社が高雄港ターミナルに設置しているコンテナヤード用コンテナクレーン、「トランステーナ」2基の地上給電化工事を完了したと発表した。今回の改良でエンジン発電機を主電源とした現行機種に比べ、運転経費を約80%抑制できる。
今回実施した改良は、クレーン上に地上給電用のケーブルリールなどを設置し、地上からの商用電源を受電するシステムへ変更するもの。三井造船は、今回の施工を追い風に、新型機種ハイブリッド・トランステーナの販売強化や、メンテナンス、アフターサービスを含めたコンテナターミナル関連業務を幅広く受注していく。