損害保険ジャパンは9月29日、オリックス、オリックス自動車と提携し、トラックなど事業用車両を対象とした動産担保融資を10月から実施すると発表した。
運送事業者などからの融資依頼を受け、オリックス自動車が法人が所有している事業用車両の価値を評価、担保を設定する。オリックス自動車が債務を保証し、損保ジャパンが「車両取得資金」「事業性資金」の2種類の融資を実行するというもの。
トラック担保融資制度のフローは、まず顧客が損保ジャパンに融資申込みを行うと、損保ジャパンがオリックス自動車に債務保証を依頼。次にオリックス自動車が保証の可否について損保ジャパンに回答し、顧客とオリックス自動車が保証委託契約を締結。オリックス自動車が顧客の保有車両について担保を設定し、損保ジャパンから融資が行われる。
今回の融資制度は燃料費高騰などで、多数の運送事業者から資金面の支援要望が寄せられたことを受けたもの。トラックを担保とする金融保証制度に独自のノウハウを持つオリックス、オリックス自動車と共に検討した結果、制度運用に至ったという。3社は順次この融資制度を全国展開していく。
