西松屋チェーンが10月1日に発表した2009年2月期の中間決算によると、取引先も含めたトータル的な物流の合理化を進め、仕入れ原価の低減、店舗への配送コストの削減、店舗での荷受・荷出作業の合理化などを目的に、物流システムの改善に取り組んでいく。
商品戦略については、商品計画、品質管理、生産管理制度の構築など製造小売業として社内体制の確立を進め、プライベートブランドの取り扱い比率を向上させる。
また、サプライヤーなどとのパートナーシップを強力にし、一方ではベーシックな商品を中心に直輸入の取り組みを拡大させる。
店舗所在地の緯度の違いを利用した試売に基づく需要予測をもとに、短期追加生産（QR）の精度を上げ、QRのウエイトを高めることで販売の機会ロスや値下げロスの削減を進める。
さらに、新商品分野であるスクールサイズ商品の本格的な商品開発、低価格商品の拡大を進め、他社との差別化と競争力の向上を図っていく。
