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NEC/日精樹脂工業とRFID活用の入出庫システム実証試験

2008年11月05日/IT・機器

日本電気は10月31日、プラスチック射出成形機を手掛ける日精樹脂工業と共同で、RFIDシステムを活用した部品倉庫の入出庫管理に関する実証実験を実施した。UHF帯ハンディ型RRFIDリーダーライター、UHF帯RFIDゲートシステム、位置管理システム「スマートロケーター」を用いて、部品倉庫での入出庫管理や棚卸しの効率化を現場で検証することが目的。実験の結果、システムの活用で未経験者でも手軽に作業ができることが実証されたという。

実験は、部品と収納棚につけたRFIDタグとUHF帯ハンディ型RFIDリーダーライターの機能を活用し、正確で効率的な入出庫管理と入庫した順に出庫する「先入れ先出し」を検証した。また、出庫時にUHF帯RFIDゲートの複数同時読み込み機能を利用したダンボール内物品の一括検品についても検証した。この結果、バーコードや目視の照合作業と比較し、正確・短時間の入庫、先入れ先出し、検品の効率化が確認できた。

棚卸しの効率化では、収納棚につけたRFIDタグをハンディ型RFIDリーダーライターで迅速に読み取り、タグに書き込まれた在庫データと倉庫管理サーバの在庫データを照合して棚卸しの効率化、高精度化を検証した。この場合も、現品照合時間がバーコードと目視による照合と比べ、大幅に削減できることが確認できた。

さらにフォークリフトを使用する大型部品では、スマートロケーターを使用して、部品の移動時に管理者が位置管理サーバからリアルタイムでその位置を確認できることを検証。この場合も部品の入出庫管理、移動時の自律的な位置管理の迅速化ができることが立証されたという。

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