国際航業と大日本印刷(DNP)は、エリアマーケティング向けの地理情報システム(GIS)サービス「Earth Finder SaaS(アースファインダーサース)」の販売を開始した。
同サービスは、国際航業が提供している地図配信ASPサービス「NETMAP(ネットマップ)」と「MarketFinder(マーケットファインダー)」をベースに開発したもので、開示されたAPIを使って基幹システムから直接GISの機能を呼び出すことができるため、安全に基幹システム内の取引先や販売のデータを地図上へ展開することができる。
また、「1丁目1番地1号」と「1-1-1」、「霞ヶ関」と「霞が関」といった住所情報の表記のゆれを統一して名寄せを行うこともできる。
さらに、地図上に取引先情報をポイント表示する機能だけでなく、地図上を1km四方のメッシュや、町や丁目などのエリアごとに顧客数や販売金額などを集計し、取引回数や取引金額に応じたグラフを作成するなどの機能なども備えており、企業のニーズにあわせて機能をオンデマンドで選択することができる。
個々の利用者が必要な機能だけをオンデマンドとし、ネットワークなどを介して利用できるSaaS(SoftwareasaService)型のGISサービスとなっており、企業の基幹システムとの安全な連携ができる。
サービス販売と導入コンサルティングはDNPが担当する。すでに11月から、SI企業向けにSalesforce CRMと連携可能なサンプルアプリケーションの提供を開始しし、利用料金は月5万円(税別/20IDまでの場合)からで、DNPは2009年度までに3億円の売上を見込んでいる。