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横浜冷凍/新物流センター稼働、売上高横ばい

2008年11月17日/3PL・物流企業

横浜冷凍が11月14日に発表した2008年9月期決算によると、売上高は1252億1100万円(前年同期比0.5%増)、営業利益は34億4500万円(2.8%増)、経常利益は36億7100万円(1.9%増)、当期利益は18億8600万円(1.6%減)と減益になった。

冷蔵倉庫事業では、国内の冷蔵設備保管収容能力は、ことし年5月に稼働した鳥栖第二物流センター(2万2143トン)と、7月に稼働した十勝第二物流センター(1万9560トン)の新設で71万トン。

貨物構成の見直しや新規顧客の開拓のほか、地域に密着した集荷活動を推進し、国内入出庫取扱量と平均保管在庫量とも前年同期に比べ増加した。国内入出庫取扱量は、前年同期に比べ8万2000トン増加して210万7000トンとなり、平均保管在庫量も前年同期に比べ11万4000トン増加し、280万9000トンとなった。

タイでは、物流コストの上昇などで、内需と輸出ともに厳しい環境に加え、2007年7月に完成したサムロン工場第3号倉庫の減価償却費と冷凍設備のメンテナンスコストの増加で、減収減益。

このため、冷蔵倉庫事業の売上高は188億8100万円(4.5%増)と増加したが、営業利益については新設した物流センターの減価償却費と開設初期費用の発生で、33億3800万円(7.4%減)。

食品販売事業では、効率的な仕入や販路拡大、輸出などを推進し、水産品、畜産品ともに取扱数量を前年同期並みに伸ばし、農産品取扱シェア拡大のため、北海道虻田郡留寿都村に土地と倉庫などを買収し、十勝営業所留寿都出張所として新たな拠点を8月に開設し、食品販売事業の売上高は1062億9500万円(0.1%減)、営業利益は16億3200万円(42.2%増)。

来期の見通しは、冷蔵倉庫事業では社員による物流オペレーションを通して物流品質の向上を図り、多彩な物流サービスの提案を推進し、新設物流センターの早期軌道化と収益向上に努め、売上高は1275億円、営業利益は36億円、経常利益は37億7500万円、当期利益は20億1000万円を見込んでいる。

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