横浜冷凍が5月15日に発表した2009年9月期第2四半期決算によると、売上高は549億9500万円(前年同期比11.7%減)、営業利益2億7100万円(87.1%減)、経常利益3億9200万円(82.3%減)、当期利益1億6600万円(86.3%減)の減収減益となった。
事業別の概況は冷蔵倉庫事業で、期末の冷蔵設備保管収容能力は、第1四半期末と変化はなく70万8000トン。期初からブロック体制を強化した集荷活動を実施したものの、個人消荷動きが鈍く、国内入出庫取扱量は約2万トン減少。
平均保管在庫量は11.2%増加となり、保管料収入の増加で荷役料収入の減少をカバーした。このため、売上高は増収となった。営業利益は前期に新設した物流センターなどの減価償却費負担(1億1900万円増)などで減益。冷蔵倉庫事業の売上高は3.7%増の99億4200万円、営業利益は10.4%減の19億7700万円だった。
食品販売事業では農産品の販路拡大に注力し順調に推移したが、畜産品相場の急落に伴う処分損、水産品は主力品のエビなどは増益だったが、秋サケの不漁などの減益をカバーできず、売上高は14.6%減の450億3600万円。営業損益は畜産品等の早期在庫処分とたな卸資産評価損の計上で9億7200万円の営業損失(前期は7億400万円の営業利益)となった。
通期は2月12日に公表した業績予測を修正しており、売上高1186億3000万円(5.3%減)、営業利益18億6500万円(45.9%減)、経常利益20億7000万円(43.6%減)、当期利益10億円(47.0%減)の見通し。