川崎汽船は11月21日、同社が属するCKYHアライアンス(コスコン、陽明海運、韓進海運)が、12月-2009年3月にかけて実施する欧州航路の追加合理化策を発表した。
今回の合理化対象のサービスは、上海、ベルギーなどを回航するAESサービス(8200~9500TEU型8隻使用)、中国、ドイツ、オランダなどを回航するAENサービス(9500~10000TEU型8隻使用)で、これを今月下旬より開始するCNEUサービスに引き継ぐ。CNEUサービスは9500~10000TEU型10隻で中国、ドイツ、オランダなど13港を回航するもの。
このほかAES1/AES2/AES3サービスも、来月中旬から2009年3月にかけての一部休止を検討中。休止する場合、各サービスの寄港地を調整して現行の寄港地をカバーする。AES1は、中国、台湾、ドイツなどを8000TEU型8隻で回航するもので、当面は現行サービスを継続。AES2は中国、フランス、オランダなどを5500TEU型13隻で回航するが、2009年1月から3月にかけて数航海のキャンセルを検討中。
AES3は4250~8500TEU型9隻で中国、シンガポール、サウディアラビアなどを回航するが、12月中旬から2009年3月にかけて数航海をキャンセルする。