近鉄エクスプレスは1月5日、辻本博圭社長の年頭挨拶で、日本発航空貨物は、昨年10月が前年比業界全体でマイナス20%、11月マイナス40%、12月はマイナス50%近くまで落ち込むことが予想されるため「経費構造のスリムダウン」を掲げた。
物量が昨年度に比べ二分の一、もっと下がるという状況下で、同じ人数、やり方では赤字に転落するとして、物量が半減した場合、その損益分岐点にあわせた組織のスリムダウンが緊急に要求される。
一方、「不況時代のニーズにあった新商品の開発」、「人材のグローバル化とKWEのグローバル展開の加速」で、成長市場での業容を拡大し、次の時代の商品を考え、生み出すことが重要としている。