三菱重工業は1月6日、オーストラリアの子会社Mitsubishi Heavy Industries Australia, Pty. Ltd.（MHIAU、メルボルン）の冷熱部門を分離独立し、今月から100％子会社のMitsubishi Heavy Industries Air-conditioners Australia, Pty. Ltd.（MHIAA:三菱重工豪州空調）として法人化したと発表した。
冷熱事業本部の直轄販社化で、オーストラリアなどオセアニア地域での空調機器の事業とシェアの拡大を狙う。MHIAAの資本金は450万豪州ドルで、本社はシドニーに置く。
新会社の設立で、三菱重工業はシドニー、メルボルン、ブリスベンなどを含む市場の営業人員を増強し、市場カバー率の拡大を目指し、他のエリアは、既存地域代理店との連携強化のため駐在事務所を設置するとともに、販売空白エリア開拓のため、新規地域代理店の設置など拡販策を推進する。
また、ニュージーランドの地域総代理店でダクト式空調機の大手メーカー、テンパゾーンとの連携も強化。テンパゾーン向けにインバーター室外機のOEM供給を実施し、テンパゾーンのルートを通じた拡販にも注力する。
