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NEC/米国セイント・ジョセフ病院でRFIDによる温度管理システム構築

2009年01月14日/国際

NECは1月14日、米国セイント・ジョセフ病院(米国ニューヨーク州)にアクティブRFIDタグを活用した温度管理システムを構築したと発表した。

病院内の薬品や血液などが格納されている冷蔵・冷凍庫に温度センサー付アクティブRFIDタグを設置し、タグより定期的に温度データを収集することで、病院内に保存されている薬品や血液などの温度管理を行うシステム。

米国では、医療機関で扱う冷蔵・冷凍物質の品質保持を目的に、温度管理に関して厳格な基準を設け、温度管理は、看護師・研究者・薬剤師などによる温度計を用いた確認が一般的だったが、品質管理業務の効率化と、より高精度な品質管理が求められていた。

新システムはこうしたニーズに対応するもので、病院内における品質管理業務を効率化し、物質の品質状態をリアルタイムに把握する。

セイント・ジョセフ病院で、看護師や薬剤師が温度計を用いた、ワクチンや薬剤、血液バッグ、臓器、患者の病理検査結果などの温度を定期的に計測していたものを保存されている冷蔵・冷凍庫に、温度センサー付アクティブRFIDタグを設置し、温度データを自動的に収集する。

これにより、看護師らによる品質管理業務が効率化するとともに、タグより収集した温度データをナースセンターや医務室の端末のWebブラウザより、リアルタイムに確認・参照が可能になっている。

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