トランコムが1月26日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は509億6900万円(前年同期比10.3％増)、営業利益22億2400万円(1.2％増)、経常利益22億400万円(1.0％増)、当期利益11億8900万円(17.3％減)の増収増益となった。
同期はロジスティクスマネジメント事業の拠点として、10月に市川事業所(千葉県市川市)、11月に神戸西事業所(兵庫県神戸市)を相次いで開設した。
事業別の概況は、物流情報サービス事業は新規拠点の開設、人員増による事業拡大などで増収増益を確保。ロジスティクスマネジメント事業も、上記の新規拠点開設や各拠点間の生産性指標の改善などでやはり増収増益となった。一方で、荷主との契約満了に伴う一部拠点の閉鎖も見られた。
貨物運送事業は、生協個人宅配部門での受託エリア増加により増収となったが、燃料費高騰などが影響し減益。自動車整備事業は、整備受託台数が低下し微増収微減益となった。アウトソーシング事業はシステム開発案件、業務請負部門の受託量減により減収減益となった。
通期は売上高680億円(9.5％増)、営業利益28億8000万円(3.9％増)、経常利益28億6000万円(4.7％増)、当期利益16億5000万円(3.8％増)と引き続き増収増益の見通し。
