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フルキャスト/平成20年9月期中間期、売上高10.3%減

2008年05月07日/決算

フルキャストの平成20年9月期中間期の業績は、営業支援サービスが好調に推移したオフィス事業、テクノロジー事業が伸長した一方で、受注回復に時間を要しているスポット事業が減収となったことなどから、売上高は49,818百万円(前年同期比10.3%減)となった。
利益面では、受注が順調なオフィス事業は増益であったものの、そのほかのセグメントにおいて減益となったことから、営業利益は741百万円(69.7%減)、連結経常利益は691百万円(70.8%減)となり、特別損益において、保有有価証券の評価損、その他事業の警備部門を営む連結子会社に対する「のれん」の減損損失など合計394百万円を特別損失に計上などから、中間純損失は103百万円(前年同期は1,106百万円の純利益)となった。
スポット事業では、主要顧客である倉庫・運輸業やパートやアルバイト採用に苦慮している小売業などを中心に需要は強いものの、一部の企業において同社の遵法状況を確認する期間を設けられたことや、受注基準の引き上げなど選別受注を推し進めたことなどにより、前年同期と比べ受注は減少した。
また、連結子会社の譲渡による影響もあり、スポット事業の売上高は18,207百万円(39.0%減)となった。利益面は、従業員に対する定期的な教育研修や巡回パトロールの実施、専属部門による遵法状況の確認などコンプライアンスの体制強化、整備のための費用を使用した一方で、前期末に実施した大規模な拠点統廃合による業務効率化を推し進めた結果、販売費と一般管理費は大幅に削減したが、売上高の減少による影響を吸収できなかったことから、営業利益は585百万円(67.0%減)となった。

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