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トランコム/関東と関西で物流拠点を整備するも当期利益23.9%減

2008年10月26日/決算

トラコムが10月24日に発表した2009年3月期中間決算によると、売上高は327億5600億円(前年同期比10.9%増)、営業利益12億3400万円(3.4%増)、経常利益12億2900万円(3.2%増)、当期利益6億6100万円(23.9%減)となった。

7月に物流情報サービス事業の拠点となる新潟情報センター(新潟市)と奈良情報センター(奈良市)を開設し、8月にはロジスティクスマネジメント事業の拠点として神戸事業所(神戸市)を開設し、物流情報サービス事業では、新潟市と奈良市に新拠点を開設し、情報センターの数は全国に22ヵ所となった。新システム導入による生産性の向上などで増収増益となった。

ロジスティクスマネジメント事業では、顧客との契約期間満了で一部の拠点を閉鎖したが、前期に開設した拠点の業績への寄与など、各拠点の生産性指標が改善し、増収増益となった。

貨物運送事業では、生協個人宅配部門での受託エリアの増加に伴い、増収となったが、燃料費の上昇で減益となった。

アウトソーシング事業は、システム開発案件と業務請負部門の受託量が減少したことで、減収減益となった。

通期の見通しでは、物流情報サービス事業では、センター規模の拡大と体制強化を図り、新システムの活用で生産性の向上に努める。中長距離幹線輸送を行うエコロジラインを活用し、エコロジネットワークを推進していく。通期の売上高395億円、営業利益は13億1000万円。

ロジスティクスマネジメント事業は、10月に千葉県市川市に市川事業所を開設し、11月には神戸市に神戸西事業所を開設し、関東圏・関西圏での拠点整備を進めていく。通期の売上高は146億円、営業利益は11億3000万円。

貨物運送事業は、共同配送部門の収益改善に取り組み、生協個人宅配部門での受託エリアを拡大していく。通期の売上高は114億円、営業利益は3億4000万円。

全体の通期の見通しは、売上高680億円、営業利益28億円8000万円、経常利益28億6000万円、当期利益は16億5000万円を見込んでいる。

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