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アイ・ロジスティクス/輸入貨物減少の影響で、当期利益58.9%減

2009年02月01日/決算

アイ・ロジスティクスが1月30日に発表した2009年3月期第3四半期決算(第3四半期のみ)によると、売上高は142億6700万円(前年同期比4.7%減)、経常利益2億4800万円(54.5%減)、当期利益1億2100万円(58.9%減)の減収減益となった。

事業別の概況は、国際物流事業の海上貨物取扱事業で、アフリカ向けプラント設備の大型案件があったものの欧州・アジア向けの自動車部品、建機の取扱いが減少した。輸入貨物は中国からの機械部材取扱いが減少したが、水産・畜産品など食品原料の取扱いが好調で、売上高は69億4300万円(5.9%増)となった。

航空貨物取扱事業は、主力の台湾・中国向け半導体製造装置関連の大型案件や欧米向け自動車部品が急減した。輸入貨物は船舶輸送へのシフト傾向で中国・欧州からの繊維取扱いが低調に推移。売上高は24億9700万円(21.8%減)となった。その他の事業は売上高7億9900万円(14.9%減)だった。

国内物流事業の倉庫事業は、普通倉庫の衣料品。精密機器などの取扱いは好調だったが、名古屋地区の小牧倉庫建替えが影響し、売上高は7億600万円(3.5%減)。冷蔵倉庫は賃貸物件の契約終了で貨物の移動費用が発生したが、1棟を不動産賃貸事業から業態変更し、売上高は3億2300万円(37.9%増)。倉庫事業売上高は10億2900万円(6.5%増)となった。

運送取扱い事業は、引越し業務の法人受注が減少し、一般貨物輸送も低調だったため売上高は9億2100万円(10.5%減)、配送センター事業は弁当やファストフードなどコンビニエンスストア向けが好調だったこと、大手スポーツメーカーの物流センター本格稼動なども見られたが、一部医薬品センターでの契約終了があり、売上高は16億6900万円(4.7%減)となった。不動産賃貸事業は、冷蔵倉庫1棟の業態変更などで売上高は1億4800万円、その他の事業は売上高2億5600万円(4.3%減)だった。

通期の業績予測は売上高570億円(4.9%減)、営業利益12億円(27.6%減)、経常利益15億円(22.9%減)、当期利益7億5000万円(47.1%減)と引き続き減収減益の見通し。

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