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日本通運/通期売上高3.8%減の1兆8289億円、当期利益58.4%減

2009年05月08日/決算

日本通運が5月8日発表した2009年3月期連結業績によると、売上高1兆8289億4600万円(前年同期比3.8%減)、営業利益335億1300万円(30.9%減)、経常利益420億1900万円(24.9%減)、当期利益151億7200万円(58.4%減)となった。

設備の拡充やモード連携・システム連携による海外ネットワークの強化を図ることで、グローバル事業の拡大に取り組んできた。同時に、あらゆる輸送モードの提供に加え、豊富なノウハウと多様な情報システムを活かすことで、3PL事業の拡充に努めるとともに、地域に密着したサービスの提供と営業拡大に努めた。

経営体質の強化を図るため、経営資源の効率的運用、ローコスト構造の確立、資金効率の追求、ITの推進、グループ経営の効率化推進に注力した。

事業別にみると、運送事業については、国内では、世界経済の急速な減速により、航空部門における国際関連貨物の取り扱いを中心に大幅な減少となり、海外では、欧州地域で取り扱いが減少したことに加えて、円高に伴う為替影響を受けたことなどから、売上高は1兆5286億円と前期に比べ722億円、4.5%の減収となった。利益面では、燃油費高騰によるコスト増などにより、営業利益は281億円と前期に比べ157億円、36.0%の減益となった。

販売事業は、景気後退の影響に伴う輸出梱包部門の低迷などにより、売上高は3696億円と前期に比べ83億円、2.2%の減収となったが、営業費用の削減などもあり、営業利益は63億円と前期に比べ5億円、9.8%の増益となった。

2010年3月期の連結業績予想は、1兆5800億円、営業利益313億円、経常利益366億円、当期利益213億円を見込んでいる。

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