遠州トラックが2月9日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は145億6400万円(前年同期比3.0%増)、営業利益7億6100万円(17.3%減)、経常利益6億9400万円(21.1%減)、当期利益2億8500万円(32.8%減)の増収減益となった。
主力商品の家電・家具製品の取扱いが減少し、これを新規顧客の開拓や既存荷主のシェアアップで補った。一方で、燃料費や地代・家賃、人件費など経費が膨らみ、前期に稼働した静岡県の掛川、藤枝の新センターの業績が計画を下回った。
部門別の売上状況は輸送部門が97億5000万円(4.3%増)、倉庫部門が46億3900万円(0.7%増)でこれらを合計した物流事業売上高は143億9000万円(3.1%増)となった。不動産事業は1億7400万円(6.2%減)だった。
通期の業績予測は家電・家具に加え、化学品、自動車関連製品の取扱量も減少が見込まれるため、業績予測を修正した。修正後の予測値は売上高190億4300万円(8月時点の予測値より1.6%減)、営業利益9億4000万円(11.3%減)、経常利益8億7000万円(9.4%減)、当期利益3億9000万円(18.8%減)と減収減益となる見込み。