玉井商船が2月13日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は62億9300万円（前年同期比24.9％増）、営業利益20億9100万円（64.6％増)、経常利益19億6400万円（68.4％増）、当期利益10億9500万円（63.4％増）の増収増益となった。
外航ドライバルクの市況悪化、鉄鋼材料などの荷動き減少などの状況下で、外航海運部門ではハンディーマックス船型を中心に荷主との長期輸送契約により安定収益を確保した。7-8月の市況急落前に成約された航海が完了したことなどもあり、大幅な増収増益を確保。
内航海運部門では、水酸化アルミ関連貨物やタンカー貨物の輸送量は堅調に推移したが、燃料費高騰などが影響し大幅な収益の改善には至らなかった。
通期の業績予測は一部貨物輸送の市況悪化などが見込まれるため、業績予測を修正した。修正後の売上高は74億円（4.4％増）、営業利益19億9000万円(1.1％増)、経常利益18億5000万円(7.7％増)、当期利益10億3000万円(3.6％増)と引き続き増収増益を見込む。
