シークスが2月16日発表した2008年12月期連結業績によると、生産・販売・物流のグローバル化を商機として事業を拡大するために、グローバル拠点ネットワーク充実と拠点間シナジー効果の発揮など5つの経営課題を掲げた。
その他は、海外でのジャストインタイム納入に対応可能な国際物流体制の整備、部材コスト削減ニーズに対応した部材調達力・提案力の強化、海外生産品目の多様化・高度化に対応した製造技術・製造能力の高度化、電子機器のデジタル化・ネットワーク化や車載機器の電子化などエレクトロニクス分野の変革に着目した新規ビジネス開拓。
同社は、市場のグローバル化とともに、海外での製造拠点網が拡大し、物流面でも「海外と海外」を結ぶモノの動きが加速、製造メーカーのニーズは部材調達や製品物流も含めた海外での効率性実現を目指すようになったと指摘。
今後中長期的には、「商社・物流・製造機能をあわせ持つ多機能性」と「物流・製造のグルーバル・ネットワーク」を活用し、日本のモノづくりを海外でも可能にする総合的EMS（電子機器受託製造）サービスを提供する方針を明示した。
