日本郵船は2月19日、日本製紙、丸紅が共同で出資しているブラジル連邦共和国アマパ(Amapa)州サンタナ(Santana)市のアムセル社(Amapa Florestale Celulose S.A.)への資本参加を決定した。
出資額は2,400万ブラジルレアル(日本円で約10億円)で、同社の資本金の約10%。
アムセル社は世界でも有数の植林と木材チップ生産輸出会社で、欧州向けを中心に製紙・パルプメーカーをはじめ、家具用の資材やバイオマス燃料などの用途にも販売を行っており、同社は最終的に132,000ヘクタール(東京都23区の2倍強の面積)の土地に植林を行うことを目標として事業を展開している。
木材チップの輸送需要が高まる中、日本郵船も同社の事業に参画のため出資を決め、木材チップの安定輸送に従事する。