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SBSHD/大幅な減益で、当期利益9億6000万円

2009年02月23日/決算

SBSホールディングスが2月20日に発表した2008年12月期決算の業績は、売上高1394億500万円(前年同期比5.2%減)、営業利益33億2500万円(51.0%減)、経常利益39億9500万円(49.4%減)、特別利益として保有不動産の売却益など19億7900万円を計上したが、保有株式の強制評価減と事業用資産の減損処理など30億2700万円の特別損失が発生したため当期利益は9億6000万円(76.3%減)となった。

物流事業セグメントは、売上高は1148億9400万円(1.6%減)となったが、前期に売却した引越サービスのダックの減収要因が約37億円あり、これを除くと実質約18億円(1.6%増)の増収。営業利益は、燃料費負担が約4.5億円増加したが、業務効率化やコスト削減効果により25億6600万円(12.2%増)となった。

マーケティング事業は、大手企業同士による市場の奪い合いが依然として続き、売上高、利益ともに減少となり、売上高103億9100万円(5.9%減)、営業利益4000万円(76.1%減)。

人材事業セグメントは、人材需要は堅調に推移し、前期より8営業所増の29拠点体制としたことから、売上高74億200万円(20.3%増)、営業利益4億8300万円(23.0%増)と伸長した。

物流施設開発などの金融事業は、来期稼働に向けて3PL案件向け大型物流センターの建設に着工したが、計画していた2つの竣工済み物流施設の流動化のうち1件は、売買契約を締結後に、金融収縮の影響を受けて解約となり、売上高は74億3700万円(51.0%減)、営業利益は7億9200万円(82.7%減)。

情報事業は、大規模物流センター向け物流管理システムの稼働により増収となったが収益構造の回復が見られないことから、リストラを実施。環境事業は、資源価格が大幅に暴落した影響を受けるなど収益が悪化し、売上高は11億4300万円(15.8%増)、営業損失が2億6000万円となった。

次期は、「強烈な営業開発」を最重要方針に掲げ、新規のお客様の開拓に徹底して取り組み、業績は売上高1300億円(6.7%減)、営業利益31億円(6.8%減)、経常利益37億円(7.4%減)、当期利益22億円(129.0%増)を見込んでいる。

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