丸大食品とサッポロホールディングスは2月23日、2008年10月20日付けで設立を決めていたヨーグルト・デザート・チルド飲料事業などの合弁会社の概要を発表、2012年3月期の売上高100億円を目指し、ことし4月1日から事業を開始する。
新会社の商号は「安曇野食品工房」。資本金4億9500万円で総資産は28億7500万円。増資後の発行済み株式数は1万9600株。保有内訳は、丸大食品1万株に対して、サッポログループ9600株となる。
本店所在地は長野県松本市で、本部所在地は東京都渋谷区恵比寿を予定している。安曇野食品工房の商号は暫定的で、ことしの秋をめどに新商号を決める考えだ。
代表取締役社長には、三原光一サッポロビール元首都圏本部流通営業統括部長が就任する。三原氏は、ことしの1月からサッポロビールホールディングス経営戦略部付として新会社設立の準備に取り掛かっているという。
合弁事業開始時点の事業規模は、売上高50億円、営業利益2億円の見通し。事業計画については、今後さらに検討・協議を行った上で決定する。