DHLは2月20日、航空・海上貨物輸送サービス部門であるDHLグローバルフォワーディングが自社の海上コンテナを用いてGPS実証試験輸送の開始を発表した。
この試験輸送は、香港にあるDHLの小口混載貨物(LCL)ゲートウェイから欧州の主要ゲートウェイまで海上コンテナの往復輸送で試験輸送を実施するもので、GPS機器をコンテナに搭載し、コンテナの温度、湿度、衝撃、振動、光といった輸送環境のほか、積荷の安全状況に関する情報を提供する。
このため、各検知機能を通して、貨物の盗難や破損の発生を検知・警告し、製品のより高い安全性や品質を確保することができ、オンラインでモニタリングシステムによって貨物の荷動きデータを取得できるようになり、積荷の安全状況をリアルタイムでモニタリングすることや自動生成マップを通して出荷ルートを追跡することができる。
同プログラムでは、サビネットワークス社製のGPS機器をコンテナに搭載し、最初のコンテナはヒュンダイマーキュリー号(航海番号:001w)に積載され、2月14日に香港を出航した。