財務省が2月25日発表した2009年1月分貿易統計速報によると、輸出は自動車や半導体などが減少し、3兆4826億円（前年同月比45.7％減）、輸入は原粗油や半導体などが減少したため、4兆4352億円（31.7％減）となった。
輸出の減少品目は、自動車（66.1％減）、半導体等電子部品（52.8％減）、自動車の部分品（51.9％減）。輸入の減少品目は原粗油（64.2％減）、半導体等電子部品（53.4％減）、石油製品（66.4％減）。増加品目は石炭（53.0％増）の輸入のみだった。
地域別では、米国への輸出は5717億円（52.9％減）、輸入は4389億円（35.0％減）。輸出の減少品目は自動車（80.7％減）、自動車の部分品（54.6％減）、原動機（42.2％減）。輸入の減少品目は航空機類（86.0％減）、半導体等電子部品（55.5％減）、穀物類（31.9％減）。
ＥＵへの輸出は5220億円（47.4％減）、輸入は4953億円（23.3％減）だった。輸出の減少品目は自動車（69.7％減）、原動機（58.9％減）、自動車の部分品（64.9％減）。輸入の減少品目は自動車（34.0％減）、非鉄金属（58.7％）、原動機（56.9％減）。
アジアへの輸出は1兆6185億円（46.7％減）で、輸入は2兆486億円（25.4％減）。輸出減少品目は半導体等電子部品（56.2％減）、プラスチック（56.0％減）、有機化合物（56.7％減）。輸入減少品目は半導体等電子部品（54.5％）、石油製品（70.4％減）、原粗油（70.0％減）。
アジアのうち中国への輸出は5121億円（45.1％減）、輸入は1兆748億円（16.2％減）。輸出の減少品目は半導体等電子部品（47.7％減）、鉱物性燃料（79.0％減）、有機化合物（49.0％減）、輸入の減少品目は周辺機器を含めた電算機類（28.9％減）、部品を含めた音響映像機器（27.5％減）、非鉄金属（60.3％減）。一方、増加品目としては衣類・同付属品（10.3％増）の輸入が挙げられる。
