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財務省/上期の輸出額は42%減の24兆6700億円

2009年07月23日/調査・統計

財務省が7月23日に発表した2009年上期の貿易統計速報によると、輸出額は24兆6700億円(前年同期比42.7%減)、輸入額は23兆9984億円(38.6%減)とともに2期連続で減少した。

輸出から輸入を差し引いた額は83億円と99.7%減で2期ぶりの黒字となっている。

輸出では、自動車(64.6%減)、鉄鋼(37.0%減)、半導体等電子部品(38.2%減)などが主に減少。輸入では原粗油(63.4%減)、非鉄金属(67.7%減)、石油製品(61.3%減)が減少。各地域の貿易動向は、対米国では輸出が3兆8575億円(48.9%減)と4期連続、輸入は2兆7218億円(34.5%減)と3期連続の減少となった。輸出-輸入の差し引き額は1兆1357億円・66.5%減と5期連続の減少だった。

米国向けの輸出品目では、自動車(65.3%減)、自動車の部分品(34.5%減)、原動機(43.5%減)が主に減少。輸入では穀物類(41.9%減)、航空機類(43.1%減)、半導体等電子部品(43.9%減)が減少した。

EU向けでは、輸出が3兆1694億円(48.8%減)、輸入が2兆6866億円(28.7%減)とともに2期連続で減少。輸出-輸入の差し引き額は4829億円と80.0%減でやはり2期連続で減少した。主な輸出の減少品目は自動車(62.4%減)、自動車の部分品(59.3%減)、原動機(52.4%減)が主に減少。輸入品目では自動車(46.9%減)、非鉄金属(72.1%減)、自動車の部分品(56.2%減)が減少した。

アジア向けでは、輸出が12兆6589億円(38.3%減)と2期連続、輸入は10兆7657億円(32.0%減)と14期ぶりの減少となった。輸出-輸入の差し引き額は1兆8932億円・59.6%減と2期連続で減少。輸出での減少品目は半導体等電子部品(36.6%減)、鉄鋼(40.6%減)、鉱物性燃料(56.9%減)が主なもの。輸入では半導体等電子部品(41.1%減)、石油製品(64.8%減)、原粗油(78.6%減)が減少した。

対中国では、輸出は4兆4446億円(32.1%減)と2期連続、輸入は5兆3478億円(25.7%減)と3期連続で減少した。輸出-輸入の差し引き額はマイナス9031億円と2期連続で赤字を記録し、36.9%増となった。輸出品目では鉱物性燃料(71.5%減)、半導体等電子部品(27.9%減)、鉄鋼(29.4%減)が減少し、輸入では周辺機器を含めた電算機類(26.8%減)、部品を含む音響映像機器(27.2%減)、鉄鋼(74.1%減)が主に減少した。

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