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大日本印刷/ETC型車載器によるフォークリフト入退場管理システム開発

2009年03月04日/IT・機器

大日本印刷(DNP)は3月3日、SSFCフォーマットの非接触ICカード社員証とETC型車載器を活用したフォークリフトの入退場管理システムを国内で初めて開発したと発表した。

工場のセキュリティ強化が目的で、ことし秋からDNPの全工場に順次導入する。初年度は5つの工場への導入を計画している。自社工場で蓄積したノウハウを活用し、同システムの外販も検討する。

同システムは三菱電機との共同開発。フォークリフトの工場内建物への入退場時に、ETC型車載器に装着したICカード社員証のID番号を読み取り、運転者を認証、原材料や製品の搬出入口に設置した高速シートシャッターの開閉を行う仕組み。運転者の行動ログを記録することによって製造現場への不正な入退場をけん制する効果がある。

運転者は下車せずに、シートシャッターの開閉を行えるので効率改善も期待できるという。ID番号のログ情報記録とゲート通過に連動した監視カメラによる映像記録を行うことで、追跡調査が可能となった。

また、運転資格者として登録がないICカード社員証だとフォークリフトのエンジンがかからない機能搭載の車載器も開発した。

セキュリティ上の効果として、フォークリフト運転者の建物への入退場に関するログを確実に記録できることなどが挙げられる。

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