CSKグループのCSKシステムズ中部（愛知県名古屋市）は3月4日、製造業の事業所向けに工程実績データを分析するレポーティングサービスを同日から提供開始したと発表した。今後3年間で100社からの受注を目指す。
このレポーティングサービスは、製造現場の工程実績データをベースに各工程などで隠れたムダを見つけるもの。具体的なサービス内容は、サブラインからメインラインに投入する際の部品のバッファ在庫の実績値と、バッファ在庫の理論値を算出し比較・分析するバッファ在庫分析、インラインでの不良発生時に、ライン停止の是非を実績データから判断するライン直行分析など。このほか、不良発生、能率、設備稼働などでもレポートを提供する予定。
レポーティングサービスの活用で、工場での製造工程の改善ポイントが可視化され、改善後のシミュレーション結果も確認できる。サービスの利用形態では、自社内でレポートを作成したい企業のためのテンプレート販売型、必要な時にレポートを提供する「作成代行型」、定期的にレポートをご提供する「サービス型」を用意。利用する企業はレポートの要望に沿って最適なコストで工場の改善活動のための分析が可能となるという。
