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キャセイパシフィック航空/過去最大規模の赤字計上、貨物部門は増収確保

2009年03月16日/決算

キャセイパシフィック航空グループは現地時間の3月11日、2008年度(1-12月)決算を発表した。それによると、最終損益が85億5800万HKドルの赤字となり、前年同期の70億2300万HKドルの黒字から一転し、損失額が過去最大規模となった。

グループ総売上高は前年同期比14.9%増の865億7800万HKドル。上期は総じて堅調だったが、通期では上期の燃料価格高騰と、下期での旅客・貨物需要の減少が響いた。各部門中、貨物部門は上期は予想以上の輸送実績だったものの、第4四半期は各エリアで需要が急減。キャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空の合計年間総輸送貨物重量は1.6%減の164万4785トンと減少したが、売上高は結果的に22億9800万HKドルの増収となった。

需要減少で下期には減便となったが、年間の貨物輸送能力は0.7%増強された。また燃油サーチャージの値上げ効果で1トン1kmあたりの貨物単価は12.4%改善し2.5HKドルとなった。

グループは業績を勘案して、キャセイパシフィック航空は2機、香港ドラゴン航空は1機のボーイング747-400BCF型貨物専用機を一時駐機するほか、香港国際空港のキャセイパシフィック貨物ターミナルの建設計画を2年先送りすることを1月に表明している。

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