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キャセイパシフィック航空/貨物輸送力を11%削減

2009年04月21日/3PL・物流企業

キャセイパシフィック航空は現地時間の4月17日、世界経済の低迷を受けた業績への影響への対応策を発表した。事業環境の悪化のため貨物輸送力を貨物専用便と旅客便の貨物搭載スペースを合わせ11%(有効トンキロベース)削減。貨物専用便による一週間あたりの運航便数は、2008年のピーク時の124便から84便へと減便する。

また支出の抑制のため特別無給休暇制度を実施。経営陣を含めたスタッフ全員(1万7000人)に、役職レベルに応じて、2009年5月1日から2010年4月30日までの1年間に1週間-4週間の無給休暇取得への協力を要請する。

キャセイパシフィック航空は2009年第1四半期の総売上が前年同期比22.4%減と業績が低迷。このため、計5機のボーイング747-400BCF型貨物専用機の運航を休止し、さらに同型機1機を子会社であるエアーホンコンへとリースする。

香港発着の貨物専用便削減計画の内訳はヨーロッパ方面(中東またはインド経由)週32便から週22便に、北米方面の週31便を週26便に、オーストラリア方面の週3便を週2便にそれぞれ減便。

中国本土方面は週23便から週15便へ(主に上海、北京、厦門線)、北アジア方面は週20便から週10便へ(主に大阪、台北線)、東南アジア方面は週9便から週3便へ(主にペナン、ジャカルタ、ホーチミン線)それぞれ減便する。減便しない路線は中東・インド方面のみ(週6便)。

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