アイ・ロジスティクスは3月19日、昨年10月21日に発表した2009年3月期決算の業績予測値を修正した。修正後の予測値は売上高550億円(当初予測より3.5%減)、営業利益7億3000万円(39.2%減)、経常利益10億5000万円(30.0%減)、当期利益1億円(86.7%減)の下方修正となった。
修正の理由は世界的な景気低迷による輸送貨物減少などで、これに伴い大阪市此花区で賃貸契約している冷蔵倉庫「関西コールドセンター」を2010年9月末の契約期間満了をもって解約する。
これで賃貸契約の残り期間は1年半となるが、今後業務の終了で事業が縮小に向かうことから2009年3月期決算に、将来見込まれる事業損失額の引当金6億7500万円を特別損失として計上する。2008年度は採算が低下していた2か所の冷蔵倉庫も契約を終了しており、今回の決定もこれと同様に事業の集中と選択を推進する一環という。