公正取引委員会は4月17日、成田、関西、中部国際空港、羽田空港における国際航空貨物の輸出入について、空港内の保税上屋と通関業を中心に、調査・アンケートを行い、競争政策上の観点から報告書「国際航空貨物の輸出入に係る競争実態について―保税上屋及び通関業を中心として―」を公表した。
報告書では、国際航空貨物輸送における公正かつ自由な競争を促進するため、航空上屋の利用におけるイコールフッティングの確保、上屋の割当てにおけるイコールフッティングの確保、空港管理者が上屋事業に関係がある場合のイコールフッティングの確保、通関業に係る規制の在り方について提言している。
委員会では、競争制限的規制・慣行のみられる物流分野などの競争実態の把握に努めるとともに、制度の動向を把握し、必要に応じ、競争政策の観点から調査・提言を行っていくことしている。
報告書の内容は下記URLを参照。
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/09.april/090417betten1.pdf
