商船三井は4月21日、ウィルコ社と共同で、リーファーコンテナの庫内温度を自動的にモニタリング(監視)するシステムを東京国際コンテナターミナル導入したと発表した。
電力線通信使用したシステムにより、リーファーコンテナへ電力を供給する電力線を通じ、コンテナ内部のモデムからターミナルの管理室のモニターにコンテナ庫内の情報が自動的に伝送するもの。
コンテナターミナル内の稼動リーファーコンテナの庫内温度はこれまで、モニタリング用の専用ケーブルを接続するか、目視による定時点検によって管理してきた。
新システムの導入により、リーファーコンテナの電源プラグをターミナル内の電源供給機につなぐだけで24時間自動的にモニタリングし、庫内温度の安全かつ確実な管理する。
モニターしたデータは記録として残るため、庫内の温度変化を時系列的に把握することも可能。
同社は、このシステムを国内外の自営コンテナターミナルに順次導入することを予定しており、コンテナターミナルでのリーファーコンテナ管理の品質を高め、サービス向上に努める。