LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

富士通/RFIDで「部品供給のリアルタイム管理システム」稼動

2007年05月11日/IT・機器

富士通(株)は、UHF帯RFIDを使った「部品供給のリアルタイム管理システム」を開発し、同社那須工場で、稼動を開始した。

これは、工場内の部品倉庫と製造ライン間において、部品の供給に使用する箱(以下:給材箱)にRFIDを取り付け、このタグ情報を一括で読み取ることにより、部品の移動情報をリアルタイムで自動的に収集・管理し、この情報にもとづき、タイムリーな部品発注を実現するもの。

このシステムにより、工場では、「ジャスト・イン・タイム」の生産方式を強化し、在庫運用を飛躍的に効率化するとともに、従来部品の払い出しに使用していた年間100万枚の伝票を削減した。

なお今後は、社内だけでなく、ソリューションとして製造業などに、幅広く提供していく。

同社では、2006年5月に、モバイルシステム機器を製造する那須工場と同工場に部品を供給する小山工場間の部品入出荷において、UHF帯RFIDを使った部品入出荷管理システムを開発し、部品の入出荷情報の収集・管理を自動化するとともに、工場間におけるリアルタイムの部品要求を可能にした。

20070511fujitsu.gif
部品供給のリアルタイム管理システムのゲート通過時の一括読み取り

今回、「ジャスト・イン・タイム」の生産方式をさらに強化するため、「部品供給のリアルタイム管理システム」を開発し、那須工場内で使用される全部品を対象に稼動を開始し、製造現場における部品の移動に関する情報を、リアルタイムで自動的に収集・管理することで、「モノと情報の見える化」を実現し、タイムリーな部品発注が可能となる。

■問い合わせ
富士通(株)
ビジネスインキュベーション本部開発部
TEL03-6252-2662(直通)

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース