構造計画研究所は4月22日、最適在庫管理システムOptStockの機能強化版「OptStock/LOG」を開発し、6月1日に正式版リリースすると発表した。
OptStock/LOGは、オンデマンドな発注量を導き出す最適在庫管理システムで、商品の入荷と出荷をリアルタイムに把握することで、適正な在庫量を計算し、入荷量を制御(発注量決定)するシステムで、リアルタイムの直近需要情報を用いるため、需要量の変動に合わせて最適な発注量を決定できる。
<OptStock/LOGのシステム概要>
電気通信大学の松井正之教授、東京理科大学の藤川裕晃教授によって発明された流動数管理ロジックをベースに開発されたもので、ベースとなる理論では、藤川教授の「サプライチェーン・マネジメントとロジスティクス管理」(日刊工業新聞)によると、電子機器が製品需要変動が大きく、在庫削減率36%、酒販卸は多品種取り扱いで在庫削減率25%、品切れ削減率10%、菓子製造は賞味期限・返品が特徴で、在庫削減率20%、品切れ削減率25%を実現。
さらに、電子部品は調達期間長く在庫削減率15%、品切れ削減率10%、フランチャイズは配送センターを整備されており庫削減率13%などの摘要実績がある。
OptStockは、国内で製造業中心に50社に導入実績があり、今回開発したOptStock/LOGは、物流業、流通業、小売業、サービス業に適したシステムと位置づけ、在庫管理ソリューションの適用範囲を大きく広げるものとみている。
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