ヤマハは5月7日、国内楽器販売力強化の一環として、首都圏、北海道、東北、中国・四国、九州の100％出資楽器販売子会社であるヤマハミュージック（YM）7社の再編強化を7月1日付で実施すると発表した。
首都圏YM3社（YM東京、YM西東京、YM横浜）について、YM東京を存続会社としYM西東京とYM横浜を解散会社とする吸収合併を行う。YM北海道、YM東北、YM瀬戸内、YM九州各社に、現在ヤマハが直接担当する地域楽器特約店への鍵盤楽器卸販売業務と教室事業業務を、7月1日付で業務委託する。
同社はこれまで、楽器販売、音楽教室・英語教室事業を、取扱契約を締結した特約店を通じ展開することを基本政策としており、主要な地域には100％出資の楽器小売販売子会社を設立し、店舗経営も展開してきた。
今回の国内楽器販売子会社の再編強化策は、楽器販売力強化の一環として、現在全国に10社ある販売子会社のうち7社に関して統合再編を実施するもので、各々の販売会社の立地する地域性・市場性を考慮して首都圏の3社と地方の4社とに大きく方針を分けて実施する。
