カンダホールディングスが5月14日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は250億1900万円(前年同期比4.3%増)、営業利益11億9200万円(7.1%減)、経常利益10億8400万円(9.2%減)、当期利益4億1600万円(10.4%減)の増収減益となった。
家具の販売・企画などを手掛ける企業の庫内業務や量販店の関東地区の現金輸配送業務など新規業務の獲得で売上が増加。また利益確保を目指しグループを挙げて業績改善運動に取組んだ。
業務改善を通じて人件費や委託費の見直しや。不採算営業所などの収益改善に努めたものの、昨年2月に開始した新規業務の採算改善の遅れや、一部グループ会社の業績悪化などで利益面では減益となった。
貨物自動車運送事業はグループの主力業務の物流センター業務代行、流通加工業務に注力し、新規顧客の獲得に向け努力した。またキャッシュサービス事業や大手医薬品卸会社のセンター業務を中心に、既存顧客の取引深耕により事業拡大を図った。
これに加え家具の販売・企画などを手掛ける企業の庫内業務獲得などで、貨物自動車運送事業の売上高は240億9700万円(4.5%増)、営業利益は15億6600万円(5.6%減)となった。
来期は全員営業による収益増加などを目指し、売上高252億円(0.7%増)、営業利益12億1000万円(1.5%増)、経常利益11億円(1.4%増)、当期利益4億4000万円(5.5%増)の見通し。