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日本石油輸送/鉄道・自動車ともに減少、売上高5%減、当期損失2億円

2009年05月14日/決算

日本石油輸送が5月14日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は317億3900万円(前年同期比5.0%減)、営業利益2億8200万円(34.2%減)、経常利益4億700万円(47.3%減)、当期損失2億3500万円(前期は3億2600万円の当期利益)となった。

鉄道輸送事業の石油部門は、産業用燃料の需要減や暖冬の影響に加え、他エネルギーへの燃料転換の進展もあり、石油製品の需要が大幅に減少し輸送数量は623万キロリットル(13.4%減)となった。石油部門の売上高は87億2300万円(22.4%減)と減少した。

化成品部門は、ISOタンクコンテナを中心に拡販に努めたが、石油化学製品の大幅な減産体制の継続など、需要が減少した。LNG部門は、年度後半に産業用の一部に需要減に伴う落ち込みが見られたが、一般家庭用を中心に新規区間での輸送を開始し、輸送量は増加。化成品部門とLNG部門を合わせた売上高は37億5600万円(3.5%増)と増加した。

コンテナ部門は、北海道地区の野菜類の輸送などが堅調だったが、政府米の輸送量が減少し、化学工業品なども需要が減少したため、売上高は26億2500万円(0.8%減)となり、鉄道輸送事業売上高は151億500万円(6.9%減)と減少した。

自動車輸送事業の石油部門は、鉄道輸送事業と同様石油製品の需要減少で、輸送量は減少した。高圧ガス部門は、LNG輸送が年度後半より産業用の減送の影響が見られたが、年度前半までの堅調な需要に支えられ、輸送量は結果的に増加した。化成品部門は、石油化学製品の需要の減少により、減産体制が継続されるなど、輸送量は減少。自動車輸送事業の売上高は166億3400万円(3.1%減)となった。

来期は高断熱冷蔵コンテナ・LNG輸送用の大型車両など効率性の高い輸送機器の使用などで売上高310億円(2.3%減)、営業利益3億円(6.4%増)、経常利益4億円(1.7%増)、当期利益2億円の見通し。

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