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トレーディア/輸出低調で売上高7.2%減、営業損失4800万円

2009年05月14日/決算

トレーディアが5月14日発表した2009年3月期の業績によると、売上高152億7900万円(前年同期比7.2%減)、営業損失4800万円(前期は3億1500万円の営業利益)、経常損失2300万円(3億2500万円の経常利益)、当期損失1億3000万円(1億7500万円の当期利益)となった。

港湾運送事業部門では、船積運送(輸出)の取扱量は機械機器製品、雑貨、繊維製品が減少したことにより12.0%減少し、売上高は15.9%減となった。陸揚運送(輸入)の取扱量は繊維製品が減少したものの雑貨が増加したことにより、2.3%増となったが、売上単価が下がり売上高は2.0%減で、港湾運送事業売上高は86億円(8.1%減)だった。

国際輸送事業部門では、輸出がインド向けについては順調に推移したが、北米向けの建設機械、電気機器が大幅に減少したため、輸出部門の売上は10億円(1億円減)。輸入については、国内消費の低迷を受け中国からの靴、雑貨が低調に推移し、輸入部門の売上は44億円(2億円余減)の計上となった。国際輸送事業の売上高は55億円(6.0%減)。

兼業事業部門では、通関業の売上高は輸出が11.1%減、輸入は4.4%減となり、通関業売上高全体は6.2%減。倉庫業の売上高は17.7%減、その他代理店業は14.5%減、兼業事業売上高は10億円(6.7%減)となった。

次期の見通しは、中国・上海、シンセン、香港などの海外拠点における営業強化、パートナーとの提携強化、国内自社施設の有効利用を図り、グローバル物流事業を積極的に推進していく。顧客のニーズに即応したサービスの提供と、内地加工作業や長期保管貨物の獲得・取扱品目の多様化により集荷力を高め、売上の拡大に努める一方、業務の効率化によるコスト低減に取組み、業績の向上を目指す。

次期業績見通しは、売上高150億4000万円、営業利益1億円、経常利益1億1000万円、当期利益4000万円を見込んでいる。

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