STマイクロエレクトロニクス（日本法人:東京都港区）は日本時間の5月15日、アクティブRFID技術（433MHz）の国際規格であるISO18000-7に準拠したアクティブRFIDタグとリーダーを作製できるハードウェア開発キットを発表した。このネットワーク接続型センサ対応HDK（Smart Web Sensor HDK）のベータ版は、Arira Design社が提供したもの。
新発売のSmart Web Sensor HDKは、キットの利活用で規格に準拠したアクティブRFIDをその他の無線ネットワーク、GPS機能、内蔵されているMEMS加速度センサーや温度･光センサーに機能を融合できる。また、このキットはバッテリーの長寿命化やデバイス小型化も実現するという。
Smart Web Sensor HDKはサンプル基板とWindowsアプリケーションで構成され、このHDKを使用すれば、新しいアクティブRFID製品のセンサー機能とワイヤレス機能を迅速にカスタマイズできる。さらに産業、輸送アプリケーション向けRFID製品（ISO18000-7準拠）に、新たなRFIDコマンドやデータ･フィールドの追加など、ユーザー独自のハードウェアとファームウェアの組込みができるようになるという。
